キャットフードの保存方法とおすすめの保存容器5選を紹介!

加奈子
コタロー、ご飯の時間だよー!
小太郎
さーてご飯の時間だにゃ!あれ…なんか今日のご飯変な匂いがするにゃ!こんなんじゃ食べられないにゃ!!
キャットフード博士
加奈子さん、小太郎君のご飯の匂いを嗅いでみましたか?もしかしたら酸化しているかもしれませんよ!?ドライフードは保存方法を間違えると酸化したりカビが生えてしいます。正しいキャットフードの保存方法をご紹介するので、もし間違った保存方法をしていたらすぐに改善してくださいね!

 

キャットフードの保存方法

ここでは、ドライフード・ウェットフードそれぞれの保存方法についてまとめました。ドライフードとウェットフードではそれぞれ水分量が異なるので開封後の賞味期限や保存方法が異なります。

 

ドライフード


ドライフードを保存する場合、最も適しているのは真空保存です。人の食べ物でも真空保存すると保存が効きますよね?ただ、真空保存するとなると真空にする機会と、真空用の厚手の袋(これは都度購入)が必要になってしまい、あまり現実的ではありません。

 

1週間分ずつ小分けにすれば袋代を抑えたりはできますが、結構大変です。なのでベストは真空保存なんですがより日常的に保存できる方法をご紹介したいと思います。おすすめはジップロックやタッパーです。タッパーなら洗いながら何度でも使えて経済的です。

 

ジップロックもたまに洗ったりしながら使えばけっこう持ちます。ジップロックやタッパーを使って保存する場合、とにかく余分な空気を抜いて保存するのが大切になります。(上記の写真はイメージ)タッパーの場合は新聞紙(新聞紙が適度な湿度を保ってくれる)を入れたレジ袋などを入れて余分な空気を抜いて保存できます。

 

その上で、脱酸素剤やシリカゲルを入れて保存すれば十分です。どちらも楽天やアマゾンなどで1つ数十円程度で買えて、シリカゲルに関しては日陰干しすれば何度でも使えます。これで、ドライフードの天敵である酸化と湿気から守ることができます。

 

保管場所

保管方法だけではまだ不十分で、保管場所についても以下のことに気を付けて保管して下さい。

 

  1. 高温・多湿を避ける
  2. 直射日光を避ける
  3. 温度差が少ない場所

 

1、高温・多湿に関してはキャットフードのパッケージにも記載してあります。(あり得ませんが)真夏の車内に買ったばかりのキャットフードを置き忘れたとします。たとえ未開封の状態であっても、パッケージ内の袋が熱で膨張し、酸化が進んでしまいます。理想は温度が一定の冷暗所ですね。

 

2、これも1と似ていますが、空気の入れ替わりがない状態で直射日光に当たっていると内部の温度はグングン上昇します。(真夏の車内がイメージし易いですね)なのでドライフードは保存が効くように水分量が10%以下になっていますが、高温になると品質が変わり劣化してしまいます。

 

3、一時は真空パックにして冷蔵庫・冷凍庫での保存が良いという情報が多く流れていましたが、あまりおすすめしません。扉の開け閉めや解凍時の結露が湿気やカビの原因になる為です。

 

ウェットフード

ウェットフード(缶詰)は水分量が多く、その分劣化や腐敗の進行が速いので理想は 開封したその日に食べきるのがベスト です。ただ、容量の大きいお得な缶詰を買うとどうしても1日で食べきれないこともあると思います。缶のままだと菌の繁殖が心配なのでタッパーなどに移し替えて冷蔵庫で保存します。

 

ドライフードと違い風味が飛びやすいのでウェットフードの保存時は酸化を気にするよりも早く食べきることを意識しましょう。冷蔵よりも冷凍の方が2~3日は日持ちしますが、風味は落ちていくので開封直後と比べるとどうしても食いつきが落ちます。

 

ちなみに冷凍保存したものを解凍する場合は、冷蔵庫(理想はチルド室)で時間をかけてゆっくり解凍します。レンジで温めてしまうと風味が飛んでしまったり、食材に火が通りすぎてしまい食いつきが悪くなります。

 

おすすめするキャットフードの保存容器

自動真空キャニスター

出典:http://item.rakuten.co.jp/nyannyan/4562244180543/

 

フタについたボタンを押すだけで真空状態にしてくれる保存容器です。サイズも2L(3,400円)・3.5L(3,700円)・5L(4,000円)と豊富、3.5Lで1.5㎏がぎりぎり入るくらいの大きさなので、大袋の保存には不向きです。

 

フラビア-バキュームセーバー

出典:http://item.rakuten.co.jp/progress-japan/73-730092999999/

 

500ml・600ml・750ml・1.2L・1.4L・1.7L・2.0L・3.5L・5.2Lとサイズが豊富です。ただ、1㎏以上を保存することを考えると3.5Lか5.2Lになりますね。手動なので電池交換がいりません。

 

真空パックん

出典:http://item.rakuten.co.jp/wide/61115/

 

これまでのように真空用の袋ではなく、ロール状の袋を使用するので好きな大きさにカットして使えるのが便利です。1年保障も付いているので他の真空容器に比べると高いですが、大袋を買う方にはおすすめです。

 

ノダホーロー ストッカー

出典:http://item.rakuten.co.jp/favoritestyle/00001030/

 

スタイリッシュなホーロー容器です。密閉性の高い内蓋もついているので脱酸素剤やシリカゲルと一緒に使えば効果的な保存ができます。18cm(4.5L)・21cm(7L)・24cm(10L)なので24cmで5~6.5㎏くらいの保存ができます。

 

クソー ポップディスペンサー

出典:http://item.rakuten.co.jp/livingut/0719812041421/

 

片手で注げて、ちょっと強引ですが冷蔵庫のドアポケットにも収まる細長い容器です。フタにはパッキンが付いているので簡易ですが密閉も可能。2.3L・3.2L・4.2Lの3種類あって使えるのは3.2Lで1.5~1.8㎏くらいの保存ができます。

 

正しく保存できないとどうなるの?

ここからはキャットフードを正しく保存できていない場合にどういったリスクがあるのか?という部分を開設していきたいと思います。季節や保存状態にもよりますが大きく分けて「酸化」と「湿気・カビ」という2つに分かれるので、それぞれの健康デメリットについてご紹介します。

酸化

  • 老化を早める
  • 消化器官への負担
  • 味・風味の劣化
  • ガン
  • 口臭・体臭の変化(酸化した油のようなにおい)
  • 下痢・嘔吐
  • 内臓疾患
  • 食欲低下

 

酸化した食べ物は体内に「活性酸素」や「過酸化脂質」といった老化物質を増やし、細胞の老化を加速させる要因の一つです。鉄が酸化するとサビることから、酸化した食べ物を食べると体がサビ易くなって細胞が老化し、病気になり易くなるとも言われています。

 

分かりやすい例でいくと、皮をむいたバナナやリンゴは黒く変色していきますよね?あれが酸化です。特に酸化を進めるのが油(脂)で、ポテトチップスなどは油で揚げてあるので非常に酸化し易い食べ物と言えます。

 

そして、忘れてはいけないのがキャットフードに使われる油です。キャットフードは嗜好性を高める(必須脂肪酸をとる為)為に表面にオイルコーティングしてあります。この脂質が酸素と結合し易くキャットフードの酸化を進める原因となります。

 

キャットフードの酸化を止める為にメーカーも対策をしていて、ロイヤルカナンは人口の酸化防止剤(BHA)を使っています。最近はペットフードも健康志向が高まっているのでビタミンCやローズマリー抽出物など、天然由来の成分で酸化防止をしているフードも多く出ています。

 

但し、酸化防止力の高いBHAなどを使っても開封後の賞味期限は1ヵ月程度です。なので開封後もここで紹介したような(密閉+脱酸素剤)対策が必要になってきます。どのメーカーに聞いても「1ヵ月以内に食べきって貰えれば特別な保存をしなくても、冷暗所に保存してくれれば大丈夫」と回答しています。

 

ただ、コストを抑える為にも大袋やブリーダーパックを購入している人もいるはずです。もしキャットフードに次のような変化がある場合は酸化している可能性があるので、廃棄し新しく開封したものはここで紹介している保存方法を取り入れてみて下さい。

 

  • 猫が臭いを嗅いだのに食べない
  • 触った感じがベタベタしている(表面に油が浮いてくる)
  • 脂が酸化した臭い(油っぽい)がする

 

基本的に猫は犬ほどではありませんが、鼻が利くので酸化したフードの臭いを嗅げば変化に気づくので食べることはありません。ただ、あなたがその変化に気づかずに「飽きてきたのかな?もう少し様子をみてみよう」と、しばらく酸化したフードを出し続けているとします。

 

すると本当は食べたくないのにお腹が減って食べてしまうケースも考えれます。次の条件が当てはまる方は是非「密閉+脱酸素剤」を使った保存方法を取り入れてみて下さい。

 

  • キャットフードを開封後1ヵ月以内に食べきらない
  • 夏場は冷暗所も温度が高くなりやすい
  • 家の中に冷暗所がない
  • 決まって梅雨~夏場に食いつきが悪くなる

 

湿気る・カビ

キャットフードは湿気やカビにも注意が必要です。「高温多湿を避ける」のはカビの発生やキャットフードが湿気るのを防ぐ為です。カビてしまったキャットフードが体に良くないのは言うまでもありませんが、湿気たキャットフードは食いつきが悪くなります。

 

誰でも湿気たお煎餅やお菓子って美味しいとは思いませんよね?(湿気た方が美味しいという方もいるかもしれませんが)それと同じで食感が変わってしまい、嗜好性が落ちます。それだけなら良いんですが、カビが発生し易くなったりもするので湿気対策は必要です。

 

この為にもここで紹介した保存方法(密閉+シリカゲル)を取り入れてみて下さい。「そんなこと言っても面倒くさくて…」という方は梅雨の時期だけでもやってみてはどうでしょうか?猫の食欲が落ちるのは梅雨~夏にかけてが多いです。

 

もちろん、暑さやジメジメした環境で食欲が落ちていることも考えられますし、キャットフードに飽きたという可能性もあります。ですが保存状況が悪く酸化や湿気っている場合も十分に考えられます。そんな時は別のフードを試す前に同じ銘柄で新しいものをあげてみて下さい。

 

もし食いつきが良くなるようなら保存状況が悪かった可能性が高くなります。梅雨~夏はキャットフードが最も傷み易い時期です。適切に保存し、傷んだフードを食べさせないように気を付けてあげて下さい。

 

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